内気で人見知りで話すのが苦手な社会人

不器用で内向きな人間の、日々の悩みや思考です

抗不安剤を飲んだ話

 

以前、尋常じゃない緊張と不安と肩凝りが重なって、心療内科に行ったことがある。

原因は仕事ということは分かっていた。昇進して役職が上がり、新しい部署に配属されて、右も左もわからないまま、多くの仕事が降ってきた。さらにそれを課内に振り分けなければいけないということで、色々な人と話しながら仕事をしてもらったり、交渉したりする機会がとても増えた。

 

もともと話下手で、引っ込み思案な性格だった自分にとっては、最も向いてない仕事だったと思う。話しかけるたびに緊張してものすごく手汗をかいて、何かあったらすごく落ち込んでしまう。それでも次々やってくる仕事をどうにかしないといけない。幸い良い人が多かったから塞ぎこむことはなかったけど、とにかく緊張と不安が日に日に高まって、肩が凝って首が動かない。不安で夜眠れない。起きれない。何とかしないといけないと思った。

それで心療内科に行ってみる決心をした。

以前から、自分は社交不安障害とか回避性人格障害じゃないかとか、素人だけど当事者としていろいろ調べていたので、一度専門機関で正式に診断してみてほしいと思っていた。それが自分の困った性格に対する自分への免罪符になると思えたからだ。救いになると思った。とはいえ、行くのも行くで勇気がいるし、抗うつ剤とか不安だし、そもそも自分は社会生活が何とか送れていたので病院に行く程のものかということで、診察を受けることをためらっていた。

それでも行ってみようと決心したのは、とにかく日常生活が緊張と不安で、自分がダメになってしまうのではないかという現実があったことと、自分のこの性格を、薬でもなんだもいいから治せるものなら治してほしい、苦しさから出ることができるのならわらにもすがりたい、という気持ちがあったからだ。

 

次は心療内科に行った話です。